名画を店先に「まるごと美術館」倉敷駅前南9商店街 

大原美術館の所蔵作品をモチーフに描いた絵画を店先などに飾る「第11回商店街まるごと美術館 アート・コンテスト」がJR倉敷駅前南の9商店街で開かれています。名画を見て感じたまま自由な感性で描いた力作が、買い物客や観光客の目を楽しませています。来年の2月4日までです。今年の課題は、エル・グレコの「受胎告知」、児島虎次郎の「睡(ねむ)れる幼いモデル」、ジャバンヌの「幻想」、アンリ・ルソーの「パリ近郊の眺め バリュー村」、古賀春江の「深海の情景」の5作品。市内在住の幼児から高齢者まで140点の応募があり、最高賞のグランプリをはじめ、審査員が選んだ100点を展示しています。グランプリは作陽学園高校の生徒さんが「眠れる・・・」を題材に、ペンで輪郭をはっきり描き、ポスターカラーの赤や黄の原色で彩った作品で、倉敷センター街に展示され華やかな仕上がりで存在感を放っています。このほか、色鉛筆で薄く色付けた「受胎告知」、カラフルな海の生き物が登場する「深海の・・・」などが並びます。倉敷商店街振興連盟が大原美術館の協力を得て、2013年から毎年実施しています。