ARや動画 体験型ブースに導入~井原の歴史公園・中世夢が原

井原市美星町三山の歴史公園・中世夢が原は、鎌倉から室町時代の村の建造物を再現した体験型展示ブースにAR(拡張現実)や動画解説を導入しました。これまでの立て看板に加え、バーチャル動画や音声でより分かりやすくなりました。この公園は、中世の吉備高原にみられた村の様子を絵巻物や資料を基に再現しており、農家や武士の屋敷といった13のブースがあります。ARは、履物や食糧など生活必需品を販売する長屋が連なった市場と、刀鍛冶による鍛錬場の2か所で採用。鍛錬場では、掲出されているQRコードをスマートフォンで読み取ると、男性が鉄を金づちで打つ様子をとらえた動画が再生され、型を使わずに形づくる伝統製法「火造り技法」に関する解説が聞けます。農家や武家の屋敷、城主の館など7か所には解説動画が再生できるQRコードがあり、城主の館では「板塀で厳重に防御され、警備のための櫓門(やぐらもん)を出入りする」などと音声で説明しています。近く、全動画を再生すると景品がもらえる子供向けのスタンプラリーも計画されています。