懐かしい田園風景・・・昔ながらの水車~倉敷市祐安地区

田植えシーズンを迎え、倉敷市街地の北部、倉敷市祐安地区では水をくみ上げる水車が回り、昔ながらの田園風景が広がっています。用水路に設地された直径180~190センチの木製の水車が勢い良く回ります。倉敷市祐安地区では、田んぼが川の水面より高く砂地で水持ちが悪いことから、田んぼに水を送るため水車が使われています。明治・大正のころから活躍してきた水車は、かつては5基ほどあったということですが、今では農家の減少により15基となりました。それでも一つの川にこれだけの数の水車が設地されているのは全国的にも珍しいということで、田園地帯で回り続ける水車は、初夏の風物詩となっています。祐安地区の水車は、稲刈りが始まる前の9月まで稼働します。