岡山県重要文化財の太刀「宗貞」を公開~倉敷美観地区・きび美ミュージアム

倉敷美観地区のきび美ミュージアムが、備中の名工・宗貞が手がけた太刀「宗貞」(岡山県重要文化財)を公開しています。宗貞の刀はほかに現存例はなく、重要と言われています。公開は10月3日までです。この太刀はきび美ミュージアムが所蔵、刃長82センチ、重さ794グラム、平安末期から鎌倉初期に作られ、多数の傷跡から騎馬戦に使われたとみられるものです。このほか鎌倉末期から江戸末期の備前、備中、備後、美作で製造された5振りも公開。きび美ミュージアムは「吉備の国で多数の名刀が生まれた歴史に目を向けるきっかけになれば」としています。開館時間は午前10時から午後6時(入館は午後5時半まで。一般700円、中高生500円、小学生300円、未就学児無料です。問合せは、きび美ミュージアム(086―425―8080)