国内外の「用の美」150点 倉敷民藝館~初代館長の著書にちなみ

倉敷市美観地区にある倉敷民藝館で、初代館長の外村吉之介氏の「少年民藝館」に登場する品々を中心に並べた特別企画展が開かれています。2023年が外村氏の生誕125周年と没後30年、1948年に開館した倉敷民藝館75年という三つのメモリアルイヤーになるのを記念し、来年の11月5日まで、1年間の開催です。地元・倉敷で誕生したノッティングの椅子敷や外村氏がデザインした愛媛県の伝統工芸品・桜井漆器の椀をはじめ、スイスのエプロン、フィンランドの裁縫箱といった約150点を飾ります。無名の職人たちが手掛けた無駄のない素朴な「用の美」の数々が、来場者の目を引きます。布類約30点は数回入れ替え予定。午前9時~午後5時。一般千円、大学・高校生400円、小・中学生300円。祝日を除く月曜と12月29日~1月1日休館です。問い合わせは、倉敷民藝館☎086-422-1637。