倉敷 由加神社の拝殿など3件 国の登録有形文化財に登録へ

倉敷市にある由加神社の拝殿や鳥居などが、国の登録有形文化財として新たに登録されることになりました。新たに国の登録有形文化財となるのは、倉敷市児島由加にある由加神社の拝殿と幣殿、それに大鳥居など3件です。このうち拝殿と幣殿は、棟札の写しから江戸時代の中期1777年に建てられたと考えられています。彫刻や金具で綿密に装飾され、意匠の面でも優れているのに加え、建てられた年代が明確であり、歴史的な価値が高いと評価されました。また、大鳥居は高さがおよそ4メートル70センチで、備前焼の部材を組み上げて作られていることから、岡山の地域性を示す文化財として重要だとされました。登録有形文化財は、建設から50年以上たった貴重な建造物を登録するもので、岡山県では今回の3件が加わり、363件となります。