縄文土器の文様を布にデザイン 新見・猪風来美術館で企画展

縄文土器の文様に着想を得た図柄を布にデザインした作品の企画展が新見市法曹の猪風来(いふうらい)美術館で開かれています。6月22日まで。燃え上がる炎を思わせる造形が特徴の火焔型土器をらせん状に配置した「渦巻く火焔文」(縦1・5メートル、横1・1メートル)など、縄文造形家の猪風来館長が手がけた新作23点を展示しています。「縄文の渦星」(縦3メートル、横1・1メートル)は、四男で縄文造形家だった故・村上原野さんが創作した文様を立体的に図案化し、母なる大地から湧き立つ生命の躍動感を表現しています。猪風来館長は「自然と共生し、豊かな精神世界を持っていた縄文人が生み出した”美”を感じてほしい」と話しています。午前9時半~午後5時。月曜休館。観覧料は大人400円、高校生200円、中学生以下無料。問い合わせは、猪風来美術館(0867-75-2444)。