玉野市宇野港のチヌ、コチヌ~瀬戸内国際芸術祭2019

今年の4月26日に開幕する「瀬戸内国際芸術祭2019」までおよそ1か月となりました。会場の一つの宇野港に設置されているオブジェ「宇野のチヌ」「宇野コチヌ」のリニューアルが終わり、春の海辺で装いも新たに観光客を出迎えています。チヌは前々回の2010年、コチヌは前回の2016年に瀬戸内国際芸術祭作品として制作され、そのまま継続展示されていたもので、海風や風雨にさらされて、破損や色あせが目立つため、材料を8割ほど取り換えたそう。その材料は、瀬戸内海の島で集めた漂流ごみのほか、地元住民からも募った家庭ごみも使用したとのことです。壊れたおもちゃや樹脂製のサンダル、磁器のツボ、応援用のメガホンなど多彩な廃品が絶妙な組み合わせで並び、チヌとコチヌの魚体を虹色に彩っています。一見の価値ありの作品です。