星空テーマのラッピング車両導入 ~井原鉄道

井原線を運行する井原鉄道は、「天文王国おかやま」をPRしようと、星空をテーマにしたラッピング車両を導入します。観光バス会社と連携してラッピングバスも走らせ、県内の天文関連施設をめぐるツアーの売り出しを図り、天文ファンらの誘客を狙います。鉄道車両の外観は、濃紺色の背景に星空や美星天文台(井原市)、備中国分寺(総社市)、カブトガニ(笠岡市)といった沿線の観光資源をデザイン。車内にも星空をあしらいます。バスは、二葉観光運輸(矢掛町)が1台を運行し、星をイメージした外装とします。鉄道車両とバスはそれぞれ「スタートレイン」「スペースライナー」と命名。いずれも2月下旬に完成予定で、鉄道車両は通常ダイヤでも運行する予定です。ツアーは、美星天文台や岡山天文博物館(浅口市)など天文関連施設を鉄道とバスで巡る行程で、星空観望体験も取り入れます。今後、全国の旅行会社へ売り込んでいくそうです。昨年11月には、井原市の美星町地区が美しい星空を守る取り組みをたたえる「星空保護区」に認定されるなど、岡山の星空への注目が高まっている機運をとらえてきかくされました。