政治も私生活も 卯年の木堂に着目 岡山市の記念館が特別コーナー

今年の干支にちなみ、岡山市の犬養木堂記念館は、岡山市出身の犬養毅元首相の生涯で卯年の動きに注目した特別コーナーを館内に設けています。今月30日までです。自筆の書や書簡約20点を並べ、卯年に生まれた犬養の活動の中でも1891年、1903年、1915年。1927年を中心に紹介しています1891年は衆院議員なったばかりの頃です、反対勢力から立て続けに暴行を受けて負傷。帝国議会で激しい論戦を繰り広げる間柄だった岡山県出身の教育者西毅一からも体調を気遣う見舞状が届いています。1903年と15年は衆院選が行われて。当選告知書を初公開しており、12年の間に手書きから謄写版印刷へとかわっています。27年は政界の表舞台から身を引いた時期。書き付けをした楽焼の器、紅葉した葉を入れて末娘に送った書簡などから悠々自適な暮らしぶりが伺えます。犬養木堂記念館は、入場無料、火曜日休館です。