岡山にコウノトリ相次ぎ飛来

岡山市内に国の天然記念物、コウノトリが相次いで飛来し、地域の話題となっています。岡山市中区操南地区では、今月上旬までに4羽が姿を見せるようになりました。ほぼ毎日、電柱の上で羽を休めたり、水田に降りて餌をついばんだりして住民らに癒しを届けています。保護増殖に取り組む兵庫県豊岡市、県立コウノトリの郷公園によると、4羽のうち識別用の足環を確認できた3羽は、福井、兵庫県で2019年以降に自然繫殖した雄や雌の幼鳥とみられるそうです。国内の野生のコウノトリは1971年に絶滅。兵庫県立コウノトリの郷公園が人工繫殖し、2005年に放鳥を始めました。現在は自然繫殖の個体を中心に全国で約260羽が確認されているとのことです。