国鉄時代の車両が当時の姿に・・・西日本で唯一の車両も復活!~水島臨海鉄道

今では珍しい鉄道車両が全国からの支援で往年の輝きを取り戻しました。水島臨海鉄道で、国鉄時代の車両が当時の姿で再塗装され、昨日、関係者にお披露目されました。お披露目されたのは、水島臨海鉄道が所有する国鉄時代の車両「キハ205」「37」「38」の3両です。水島臨海鉄道では、全国でも貴重なこの国鉄時代の車両を蘇らせようと2021年8月から塗装などにかかる費用をクラウドファンディングで募集。全国の鉄道ファンや地元の人などから約2400万円が寄せられ、外装や内装、エンジンの補修など車両の整備が進められてきました。昨日は、製造された当時の色に塗り直された3両が特別に連結されて駅構内を走りました。国鉄時代に活躍した車両が3両も残っているのは珍しく、特に1960年に製造された「キハ205」が動く状態で保存されているのは西日本でも唯一ということで、鉄道ファンらの人気を集めそうです。改装を終えた「37」「38」は通常運行の車両として使用されるほか、「205」は10月の鉄道の日のイベントなどで一般に公開されることになっています。