モネのスイレン、解除を待ちわびる~休館中の成羽美術館でひっそりと

高梁市成羽美術館で、印象派画家クロード・モネゆかりのスイレンが見ごろを迎えているそうです。新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて休館中ですが、解除の日を待ちわびるように、可憐な花が水面に顔をのぞかせています。館内1階「静すいの庭」と名付けた人工池で46株が育ち、ピンクや黄色の花が今月初旬からポツポツと咲いています。株の周囲をアメンボがすいすい泳ぎ、葉の上ではトンボが羽を休めるなど、のどかな初夏の雰囲気が漂います。花は早朝に花を開き、日がかげる午後3時ごろに閉じ、9月下旬まで楽しめるということです。成羽美術館では休止中の特別展「美の世界を拓く千住博」(7月24日まで)を6月1日に再開する予定です。