「宇野のチヌ」~瀬戸内国際芸術祭を前に修復

4月に開幕する「瀬戸内国際芸術祭」を前に、玉野市宇野港にあるオブジェ、「宇野のチヌ」の修復作業が終わり、新しい姿が披露されました。「宇野のチヌ」は、12年前、瀬戸内国際芸術祭が初めて開かれた際、買う胃がんに漂着したゴミなどで作られ、玉野市の宇野港のシンボルとして親しまれてきました。芸術祭が来月開幕するのを前に、3月初めから10日ほどかけてオブジェの修復作業が行われました。作業には、制作にあたった芸術家の「淀川テクニック」さんやアシスタントが参加され、劣化を防ぐためのコーティング剤を塗るなどしてオブジェを完成させました。今回の修復作業では、瀬戸内海に漂流しているごみや、地域の住民が持ち寄ったプラスチックのおもちゃなどを材料に使い、「チヌ」のうろこに当たる部分の4割ほどを付け替えたということです。