漫画家 馬場のぼるさん軌跡たどる 倉敷で展示会開幕 原画やスケッチ

猫たちが繰り広げるユーモラスな物語が人気の絵本シリーズ「11ぴきのねこ」で知られる漫画家・馬場のぼるさんの軌跡をたどる「まるごと馬場のぼる展 猫がいた つくった 楽しんだニャゴ!」が26日、倉敷市立美術館で開幕しました。初日からファンらが訪れ、絵本や漫画のげんが、スケッチといった創作の裏側を伝える資料に見入っています。9月1日までです。三戸出身の馬場さんは1948年に漫画家デビュー。手塚治、福井英一(いずれも故人)とともに「児童漫画界の三羽ガラス」として人気を博し、大人向けの漫画や絵本の分野にも進出し幅広く活躍しました。約500点の資料を展示。「11ぴきのねこ どろんこ」のリトグラフは、恐竜の大きな背中にしがみつく猫たちの愛らしい姿が見る人を和ませます。小学生の時に描いた紙風船の水彩画や絵本のラフスケッチ、豚が主人公の人気漫画「ブウタン」の原画なども並びます。