掛け軸やびょうぶ 新所蔵作品公開~倉敷市立美術館で展覧会

倉敷市立美術館で、新たに収蔵した市ゆかりの作家らの作品を紹介する展覧会が開かれています。2023年度に遺族や収集家から寄贈された計12点。浅口市出身で晩年を倉敷市児島で過ごした洋画家阿藤秀一郎(1888~1972年)が鷲羽山から望む瀬戸内海を鮮やかに表現した「瀬戸内風景」をはじめ、倉敷でも制作を行った文人画家釧泉(長崎県出身、1759~1811年)らが自然風景を0描いた掛け軸やびょうぶなどが加わりました。白色の和紙で作った正方形(縦横約25センチ)のオブジェ75個を壁に整然と取り付け、存在感を放つ造形作家小田宏子氏(倉敷市出身、1940~2015年)のインスタレーション(空間芸術)もあります。会場には既存コレクションから写真家中村昭夫氏(倉敷市出身、1933~2008年)が水島地区を切り取った写真など37点も展示しています。「変貌する風景」展は3月9日まで。観覧料は一般210円、高校大学生100円、小中学生50円。2月22日の午後2時からは学芸員によるギャラリートークがあります。(申し込み不要、要当日観覧券)問い合わせは倉敷市立美術館(086ー425=6034)。