冬支度 岡山後楽園で「こも巻き」

岡山市の後楽園で朝の冷え込みが今期で一番だった今日、害虫から松を守る伝統的な駆除法「松のこも巻」が行われ、園内は一足早く冬支度を整えました。越冬のため害虫が枝葉から地中に降りる習性を利用し、わらで編んで幹に巻いたこもに虫を誘導します。今日は造園業者の人の手により、アカマツやクロマツ約240本に幅約50センチ、長さ1・7メートルの薦を巻き付けて縄で縛りました。こもは、害虫が動き出すとされる二十四節気の一つ「啓蟄」までに外し園内で焼かれます。