冠婚葬祭や宗教儀礼など様々な「祈り」の場面で使われてきた国内外の民芸品を集めた企画展です。この企画展は倉敷民藝館が所蔵する、国内外の「祈り」と「暮らし」の密接な関わりを感じ取れる彫刻や衣装、版画およそ200点が展示されています。日本中を旅し苦しむ人々を救済しようと一千体以上の仏像を彫った、江戸時代の僧、木喰が手掛けた木像「十一面観音像」のほか、秋田県で古くから婚礼の時使われていた「祝げら」と呼ばれる蓑やアフリカ・マリ共和国の民族が悪霊から身を守るために作ったとされる衣装など、古今東西から集まった様々な祈りを込められた民芸品を見ることができます。4月28まで開かれています。