100体の犬に巨大像が仲間入り 倉敷・美観地区そばの古美術店

倉敷市美観地区のそばにあり、小首をかしげたような犬のオブジェ、いわゆる「ビクターの犬」100体が屋根に並ぶ写真スポットとして観光客に人気の古美術店・倉敷山陽堂アンティークモール。その店先に巨大な犬の像が仲間入りしました。オブジェは絵画や企業ロゴマークで知られるフォックス・テリア系犬種がモデルの同型で、高さ各約60センチ。店主安田さんが犬好きなことから約40年前に収集を始めました。対する像は同じ種ながら約2・7メートルあります。オブジェコレクター仲間の彫刻家只野恵一郎さんが10年ほど前にてがけたもの。いずれも強化プラスチック製といいます。二人は20年以上交流を重ねてこられましたが、只野さんが昨夏、逝去され、生前、像を店に並べたい意向を伝えていたため、安田さんが遺族を通じて引き取り、11月末に設備しました。人気アニメにちなみ安田さんが目標に掲げる101体のオブジェ収集達成まで残り1体となりましたが、只野さんの像はタイプが異なるのでカウントしないそうです。