金田一耕助の誕生祝おう 20日、横溝疎開宅で催し

探偵推理小説家横溝正史が戦中戦後に生活し、名探偵金田一耕助を生んだ倉敷市真備町岡田の疎開宅周辺で20日、金田一の誕生を祝うイベントが開かれます。疎開宅に隣接する広場にステージを設けます。横溝が発表した短編小説「神楽太夫」にちなみ、倉敷備中神楽伝承道場がこども神楽を披露。倉敷商業高校吹奏部の演奏もあります。飲食ブースも設置し、ポップコーンやうどん、山菜おこわなどを販売します。近くの畑では「金田一」を形どったパンジーの花文字が見られます。横溝は疎開宅で過ごしていた1946年4月24日付けの日記に「新たな登場人物、金田一」の記述を残しています。疎開宅かんりくみあいと岡田地区まちづくり推進協議会はこの日を名探偵の誕生日と決め、2015年からイベントを開いています。午前10時開始。入場無料。先着100人に記念品贈呈。問い合わせは横溝疎開宅(086―698―8558)。