来月3日から放送が始まる連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった植物学者の牧野富太郎博士と新見市とのかかわりを市民に紹介する講座が開かれました。連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野博士は、大正3年に、今の新見市で、落葉樹の「アテツマンサク」を発見するなど、県内の植物研究に大きな影響を与えました。新見市教育委員会が開いた講座には、市民およそ70人が参加し、2人の専門家牧野博士博士ゆかりの地元の植物などを紹介しました。倉敷市立自然史博物館の鐡慎太郎学芸員は、「新見市周辺の「阿哲地域」は、固有の植物が多くみられ、特徴のある場所だとしたうえで、「阿哲地域に変わった植物がたくさんあることが分かっているのも、牧野博士と一緒に研究に取り組んだ地元の植物研究家の努力があったからだ」と説明しました。参加した人からは、「新見は田舎で何もないと思われていますが、すごい先生活動されていたところだと知り、地域の魅力を感じました。」との感想が出ていました。