玉野海洋博物館で今年の夏も、岡山を代表する魚の一つ、ママカリの群泳が見られています。銀色に輝く魚体を躍らせながら、水槽内をスイスイと気持ちよさそうに泳いでいます。ママカリはニシン科の小魚で標準和名は「サッパ」。生存期間は短く、玉野海洋博物館では、毎年来館者の多い夏休みに向けて補充しています。今年も夏前に10匹以下に減っていましたが、牛窓町漁協の協力で、小豆島沖で取れた体長約15cmの成魚140匹が7月上旬に追加されました。水槽の中を縦横無尽に遊泳。薄暗い展示室では、水槽の照明でうろこがまばゆいほどきらめいています。ママカリの水槽は瀬戸内海の生き物コーナーにあり、他にもイカナゴやシャコ、高級魚で知られるキジハタなどが展示されています。玉野海洋博物館は、8月末まで無休です。問合せは、玉野海洋博物館0863‐81‐8111。