江戸時代の末期に、備中松山藩の財政を立て直すなど活躍した山田方谷が4歳の時に書いたとされる額が、先月、高梁市宇治町の御前神社で見つかり、このほど、高梁市歴史美術館で開かれている企画展に合わせて公開されています。この額の中央には、大きく「国土安全」と書かれているほか、「山田氏」、「四才筆」などの文字や4歳当時の方谷の手形も見られます。このほか、御前神社に鎌倉時代から伝わるとされ、いずれも県の重要宇文化財に指定されている3体の神像や江戸時代初期の大名で茶人としても知られる小堀遠州が御前神社に奉納したとされるよろいなども展示しています。6月21日まで。