名画のホコリ払っ迎春準備 大原美術館、この1年に感謝

大原美術館で16日、年末恒例の大掃除が行われ、職員がこの1年に感謝をしながら名画のほこりを払い迎春準備を整えました。休館日に合わせ、全職員のおよそ40にんが本館、工芸館、東洋館で取り組みました。名画が並ぶ本館展示室では、モネ「睡蓮」やシニャック「オーヴェルシーの運河」などを壁から外し、額縁のほこりをはけで払ったり、キャンバスを覆うアクリル板を布で拭いたりと丁寧に作業しました。大原美術館は4月公益財団法人名の「大原芸術財団」への改称など組織改編を行い、新スタートを切るいっぽう、2002年から23年まで館長だっ高階秀璽氏が10月に92歳でご逝去され、激動の年となりました。年内の休館は23~27にちのみ。新年は元日に本館を開け、2日から通常開館となります。