倉敷市が豪雨災害の復興事業として整備を進めていたまびふれあい公園が、7月に開園すると発表されました。まびふれあい公園は、倉敷市真備町箭田の小田川左岸沿いに4.5ヘクタールの規模で整備されています。木造平屋の建物は、丸い形の屋根や壁に真備町の竹を使っています。災害の記録をパネル展示する多目的室や300人分の食料を備えた備蓄倉庫があります。公園の広場は一面が芝生で、遊具を設置するなど川を親しみながら住民が交流できる空間です。また、災害時は救助活動の拠点や一時避難場所としての活用を想定しています。工事が予定より3か月遅れましたが、6月末に完成、7月3日に開園式を行うことが決まりました。当日は公園のデザインを手がけた建築家の隈研吾さんを招き、伊藤香織市長との対談を行う予定です。また、伊藤市長は、毎年7月6日に行なわれていた豪雨災害の追悼式を、今年は行わないと明らかにしました。復興への取り組みが5年経ったことの節目として、地元のまちづくり協議会と話し合って決めたということです。なお、亡くなった方への祈りをささげるため、7月6日(土)と7日(日)、真備支所1階に献花台を設けるということです。