伝統的な町並みが残る倉敷市阿知三丁目地区で6月2日、地域活性化イベント「阿知フェス」が開催されます。多くの観光客が訪れる美観地区のそばにありながらも人通りが少ない三丁目地区に目を向けてもらおうと、住民らが初めて企画しました。音楽ステージや大道芸、コスプレなど多彩なイベントで、国内外の観光客らを呼みます。阿知町西部町内会をはじめ、ひきこもりの子どもたちたちの居場所づくりなどに取り組む「くらしき地球子家(てらこや)」などでつくる実行委員会が企画。阿知三丁目の通りやく260メートルを歩行者天国にします。通りの随所でマジックやけん玉の大道芸を披露するとともに飲食の屋台を設置。大橋家住宅などではギターや三味、二胡(にこ)の演奏といった音楽ステージを展開します。コスプレは地球子家が企画し、利用者20人がアニメキャラクターなどに扮して盛り上げます。誰でも自由に参加でき、一帯を練り歩いたり、国重要文化財・大橋家住宅で撮影したりできます。地球子家の施設では地区住民が紙芝居や人形劇を上演します。雨天決行。問い合わせは実行委員会事務局(086―476―1105)。