倉敷市内の各所に雛人形を飾り付ける「倉敷雛めぐり」が、開幕します。江戸時代から現代まであわせて1500組が、観光施設や商店街、公共施設、店舗など約170ヶ所に並び、早春の倉敷を華やかに彩ります。3月12日まで。16か所が会場となる児島地区では、メインの旧野崎家住宅別邸では「おひな同窓会と銘打ち、家庭から持ち寄った豪華な御殿ひなや段飾りなどを100畳の大広間に展示。児島市民センターは、企業や学校が参加した「産業おひな様展」を開き、学生服や帆布、真田紐などを活用した雛で繊維産業の街をアピールしています。ほかの主な会場では、倉敷地区は新渓園で明治期~平成の段飾りや御殿雛、木目込み人形やくも」30組を公開。玉島地区では旧柚木家住宅・西爽亭で柚木家伝来の雛など10組を紹介します。西日本豪雨からの復興が進む真備町地区では、マービーふれあいセンターが5年ぶりに会場に。28日~3月10日、地元産の竹を使った雛など6組を披露します。市内を走る水島臨海鉄道は期間中、地元園児によるつるし雛を飾った「雛列車」を1日4往復運行します。雛飾りを作るワークショップ、写真を撮って共有アプリ・インスタグラムに投稿すれば抽選でペア食事券や特産品が当たるキャンペーンなどもあります。問い合わせは、事務局の倉敷コンベンションビューロー(☎086-426-0224)。