岡山県西部と広島県東部を結ぶ井原鉄道で、3年ぶりに矢掛町で開かれる「大名行列」のまつりをPRする列車が走り始めました。「大名行列」のヘッドマークが付けられた車両の中には、天井に特製のはっぴが飾られ、殿様や姫君などに扮した一行が、街を練り歩く様子を撮影した26点の写真が展示されています。また、家老や奉行、それに鉄砲や奴など30余りにのぼる一行の配役表も展示されていて、それぞれの役の簡単な解説も記されています。旧山陽道の宿場町として栄えた矢掛町には、参勤交代の大名が宿泊した国の重要文化財「旧矢掛本陣」をはじめとする歴史的な街並みが残っていて例年11月に大名行列のまつりが開かれてきました。今年は、11月13日(日)に3年ぶりにまつりが開催されることになり、PR列車は祭りの当日まで運行されます。