玉野市渋川の玉野海洋博物館に、ヒョウ柄で長い尾びれが特徴的なトラフザメが仲間入りしました。中国地方の水族館で唯一の展示で、美しく迫力ある姿が来館者の人気を集めています。ジンベイザメと同じテンジクザメ目に属し、四国沖など太平洋やインド洋に分布します。大きく平らな頭に小さな目、体長の半分を占める大きな尾びれを持ち、成体になると斑点状の模様が浮かび上がります。京都府宮津市の水族館「丹後魚っ知(うおっち)館」で飼育されていましたが取り手を探していたところ、交流のある玉野海洋博物館が名乗りをあげ、今月7日に迎え入れました。体長は約2メートルあり、瀬戸内海の魚が中心の玉野海洋博物館では最大です。大水槽で他の大型魚と一緒にすごし、夜行性で日中は底で休んでいることが多いですが、餌やりの時には尾びれを使い悠々と泳ぐ姿が見られるそうです。