倉敷市美観地区一帯で今夜、「第41回ハートランド倉敷」が開幕しました。夜のライトアップがメインの祭典です。今月27にちまでの17日間、白壁のまちは幻想的な明かりに包まれ、訪れた人々を幽玄の世界へ導きます。大原美術館前の今橋で午後7時からのオープニングセレモニーでは、倉敷のPR役を務める「倉敷小町」がたいまつに火をともすと、倉敷川沿いの柳並木を彩る照明が一斉点灯し、イベントの始まりを告げました。美観地区の各エリアで趣向を凝らし、児島虎次郎記念館では、プロジェクションマッピングで季節ごとの野鳥や花などを映し出します。倉敷川沿いには倉敷市の市花の藤を描いた和風あんどんが設置されています。倉敷アイビースクエアでは、メタセコイアと石畳が照らされ、色がゆっくり変化していきます。倉敷物語館も無数のちょうちんや紙製の照明「希莉光(きりこ)あかり」に染まります。