山陽新幹線の新大阪・岡山間が開業してから今日で50年となり、JR岡山駅で記念式典が行われました。山陽新幹線は1972年3月15日、「ひかりは西へ」をキャッチフレーズに新大阪から岡山まで開業、1975年に博多までの全線が開業しました。JR西日本によると、累計の利用者は30億になるそうです。2011年には九州新幹線も全線で開業しています。運行本数は当初、「ひかり」「こだま」で1日約60本でしたが、現在では、「のぞみ」や九州新幹線直通の「さくら」など計244本となっています。新大阪・岡山間の所要時間は最速58分から44分に短縮されています。岡山開業に合わせ、岡山と米子・出雲方面を結ぶ特急「やくも」や、宇高連絡船で接続していた高松と松山方面を結ぶ特急「しおかぜ」、高知方面を結ぶ特急「南風」がデビュー。山陰や四国への利便性が高まりました。1988年の瀬戸大橋開通で、四国方面へは岡山から直通となりました。今日の、岡山駅の新幹線ホームでの開業50年を祝う式典では、伊原木隆太・岡山県知事が「新幹線のおかげで岡山は一変し、発展した。本当にありがたい」とあいさつ。鉄道ファンらが見守る中岡山発東京行きの「ひかり504号」に出発の合図を送りました。